2020年に融資を受けてアパート1棟を購入した、30代不動産投資家のぺんじろう(@penjiro_fire)です。
不動産投資の勉強を進めていくと、不動産投資を始める際に金融機関による融資を活用できることがわかってきます。
ただ、金融機関といっても全国にあるメガバンクから地域に密着した信用金庫、政府系金融機関など様々な機関があります。
今回は私が実際に融資相談をしたときの記録を書いていきたいと思います。(相談期間:2020年8月~11月)
物件概要
今回、私が購入したアパートの物件概要は以下の通りです。
・物件:築古1棟アパート(軽量鉄骨造)
・部屋数:4室
・立地:人口5万人都市
・物件価格:1500万円
融資の相談先
今回、私は以下の4つの金融機関に相談をしました。
融資の相談先 | 自分で訪問 | 不動産業者が訪問 |
日本政策金融公庫 | 〇 | |
地方銀行 | 〇 | |
信用金庫 A支店 | 〇 | |
信用金庫 B支店 | 〇 |
最終的には信用金庫B支店で融資を受けました。
日本政策金融公庫
・融資に消極的(特に初心者には)
・自己資金を多く準備する必要があった
・担当によっては不動産投資のことを理解していない
融資について調べた中で、不動産投資初心者にも比較的融資を通してくれるということもあり、電話で問い合わせた後、後日面談を行いました。担当は50代女性でした。
田舎の支店ということもあり、不動産投資で融資を受けるという人があまりいないためか終始マニュアルを見ての対応で、公庫の基準をクリアできないのであれば融資をしませんとのスタンスでした。
物件資料や地域特性などの書類を準備していたのですが、そのような資料に目を通すこともなく、事業の手助けをするという意気込みは感じられない面談でした。
条件提示としては、低金利(1%後半)で10年固定金利だったので、自己資金をもう少し積めば土台に乗り融資を受けていたかもしれません。
私は1店舗しかチャレンジしませんでしたが、支店・担当者によって全く異なるようなので、厳しいようであれば別の支店にチャレンジしてもよいと思います。
地方銀行
・融資に消極的
・地主(土地持ち)しか相手にしない
地元の地方銀行。担当は30代男性でした。不動産投資への融資に関してはかなり消極的でした。
銀行の方針として、土地を持たない新規の不動産投資家には融資を出さないことにしているようでした。
担当の方は自分に決定権があれば、物件的にも良さそうで、ぜひ融資したいと言われましたが、結局持ち込んだ資料さえも受け取ってもらえませんでした。
信用金庫 A支店
こちらの金融機関については、私に今回のアパートを紹介してくれた不動産業者が訪問し融資の相談をしてくださいました。
【融資条件】
・融資金額:1500万円
・金利(期間):1%後半(10年固定)
・返済比率:60%超
私としては、返済期間が10年ではなく15年を希望していたため、条件に合いませんでした。
信用金庫 B支店
・融資に積極的
・親身になって相談に乗ってくれる
担当は40代ベテラン男性でした。不動産投資初心者に対しても親身に相談に乗ってくれ、持ち込んだ資料も読み込んでもらい頼りになる方でした。
ただ、この信用金庫に関しては不動産業者が別の支店(A支店)で話をしたときには、10年固定の1%後半の条件提示でした。
私が自分で開拓した支店についても当初は上記の条件でしたが、なんとしても15年で返済比率を50%前後に抑えたかったため、不動産事業への想いや事業として成り立つ旨を自分の言葉で説明しました。
融資審査に通過
最終的に信用金庫B支店で融資審査を通過しました。不動産事業への想いや事業として成り立つ旨を自分の言葉で説明することにより、希望していた条件で融資を通してもらいました。
以下が融資審査結果です。
まとめ
私が融資相談を通じて学んだことは、自ら行動することの大切さです。
不動産業者の紹介による金融機関での条件で融資を組むこともできましたが、それでは月々のキャッシュフローが出ず、事業として成り立ちませんでした。(信用金庫 A支店)
また、自分で融資相談をするということは自分の言葉で相手を納得させなければいけません。その時には物件のこと、周辺のことなどを綿密に調べ、資料を作る必要がありますが、そのような過程を経ることによって事業としてやっていくのだというモチベーションもさらに上がっていきます。そういった意味でも自分で金融機関を開拓することにはメリットが多いのではないかと思います。
最初のうちは特に金融機関に相手にされません。
そんな時でも
「あきらめたらそこで試合終了だよ」
スラムダンク 安西先生より
を思い出しましょう。
不動産投資も同じです。 融資を断られてもあきらめずに前向きに銀行開拓をしていきましょう!!
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